北京オリンピック組織委員会は25日、2008年北京五輪の会場として整備された各競技場で、今年から会場のテスト運用を兼ねた競技大会を開催することを明らかにした。こうしたテスト大会は2008年5月までに42種目が予定されている。最初のテスト大会は、今年8月27日から9月5日までの日程で開かれる、世界女子ソフトボール選手権。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。 一連のテスト大会は、国際オリンピック委員会(IOC)の指示に基づいて行われるもので、競技場の機能や競技の運営方法を確認し、計画の調整に役立てる狙いがある。 このほか、8月15日から20日まで、北京市内の朝陽体育健身休閑公園では、陸上の世界ユース選手権が行われる。中国国内で開かれる陸上の国際大会としては、これまでで最もクラスが高い。五輪会場のテスト大会ではないものの、事実上の予行演習と位置付けられており、北京オリンピック委は運営面のノウハウを蓄積したい考えだ。 「人民網日本語版」2006年3月27日 |