中国政府が、「アジア太平洋宇宙協力機関(APSCO)」に加入する各国に対し、気象衛星「風雲」のデータ放送の受信システムを寄贈する贈呈式が24日、中国気象局で行われた。中国政府は、バングラデシュ、インドネシア、イラン、モンゴル、パキスタン、ペルーとタイの各国に、デジタルビデオ放送の受信システムを贈った。 気象局の秦大河局長は「中国の気象衛星『風雲』のデータは、全世界が無料で共有できるため、中国と全世界の多くの国家の経済の発展と防災に大きな貢献をしてきた」と述べた。 「気象衛星『風雲』のデジタル放送システム」は、昨年から運用が始まった。このシステムにより、中国の気象衛星のデータを受信?利用できるだけでなく、米国と欧州の同種類のリモートセンシング衛星のデータも受信?利用できる。現在、このシステムは、中国がリモートセンシングデータ―を受信し利用する際の重要な手段となっている。 「人民網日本語版」 2006年3月27日 |