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活力に満ちた中国の新聞雑誌業

投稿時間:2007年08月08日閲覧数:
ここ数年、中国の新聞雑誌業が急速に発展しています。最新データによりますと、現在、‥

ここ数年、中国の新聞雑誌業が急速に発展しています。最新データによりますと、現在、中国では、1900種類以上の新聞と9000種類以上の雑誌が発行されており、中国のメディア業界の中でも、新聞雑誌業が最も活気のある分野となりました。

中国の新聞と雑誌には、『人民日報』をはじめとする政府機関の刊行物と、都市の新聞や専門紙などの一般紙の2種類あります。そのうち、一般紙は党の機関紙の人民日報ほど発行部数は多くないものの、人々に愛読されて、日常生活に欠かせないものとなっています。

中国新聞出版総署新聞雑誌管理局の王国慶局長は、 「都市部住民向けの都市の新聞は主要なメディアとなり、最も影響力を持つメディアになっている。ここ十年あまりで、都市の新聞は急速に発展している。各地の大都市にある39社の新聞社を調べたところ、これらの新聞は、全国で発行している新聞の40%以上を占めている。また、農村、農業、農民のいわゆる三農問題に関する専門紙も急速に伸びている。このほか、少数民族向けの新聞も90種類以上ある」と語りました。

人口の多い大国として、中国には新聞を読む人が大勢います。そのため、新聞と雑誌の経営者は、読者の違う好みに合わせて、新聞と雑誌の分類を細かく決めることができます。年配の人向けや若者向け、それに身障者向けなど、いろいろな読者層を対象にしたものが中国市場で扱われています。

もちろん、このような急成長に伴い、さまざまな問題も抱えています。

これについて、王国慶局長は「主な問題としては、規模や発行部数を追い求めすぎて、経営内容をおろそかにすることがある。一部の大都市や中都市では、新聞の種類があまりにも多くて、競争が激しくなったため、コストや値段などを無視した不正な競争が現れた。また、経営の構造が単一化し、90%以上の収入を広告に頼るというケースもある。これは、新聞と雑誌の発展にマイナスとなり、業界のリスク対応能力が弱まってしまう恐れがある」と述べました。 ところで、中国のWTO加盟後、海外のメディアは中国市場に注目しており、一部の国際メディアグループはすでに中国への市場進出を果たしました。

一方、中国の新聞雑誌業と海外の関連業界による交流と協力も同時に行われています。『人民日報』海外版は、創刊して20年になりましたが、現在、海外で11カ所の印刷所を設置しており、海外で発行部数が最も多い中国の新聞となりました。

これについて、中国新聞出版総署新聞雑誌管理局の農涛氏は「ここ数年、人民日報やチャイナデイリーのほかに、新しく創刊した夕刊紙や都市の新聞も相次いで海外で中国語新聞を発行している」と語りました。

こうした海外で発行されている中国の新聞は、収益を上げるまでには至っていませんが、新聞の品質向上や影響力拡大の面で、積極的な役割を果たしています。

「CRI」より 2006/03/29

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