外交部の秦剛報道官は30日の定例記者会見で、イラン核問題について次のように表明した。 国連安全保障理事会は29日、イラン核問題に関する議長声明を全会一致で採択した。議長声明は、国際原子力機関(IAEA)理事会が求めた措置を、特に研究開発を含むすべてのウラン濃縮?再処理関連活動の停止を、イランが実行するよう呼びかけるとともに、イラン核問題の解決において、安保理がIAEAの役割を強く支持していることを強調している。中国は議長声明の採択が、IAEAの権威と役割の強化にプラスとなることを願う。 イラン核問題は現状ではなお、外交交渉による解決の余地がある。国際社会は努力を放棄すべきではない。関係各国が自制と忍耐を保ち、外交交渉による問題解決に有益な雰囲気を醸成するよう望む。中国はこの目標の実現に有益な、あらゆる提案と努力に対し、オープンな立場だ。 「人民網日本語版」2006年3月31日 |