国務院の温家宝総理は29日、国務院常務会議を召集した。会議では「松花江流域水汚染防治計画(2006‐2010年)」、「大中型水利水電プロジェクト建設の土地収用補償と移民安置の条例」改正案を審議し、原則可決した。また、全国重点文物保護単位の第6回候補1081カ所の審査を行った。 さらに、松花江流域の水質汚染対策の段階的目標を確定し、2010年までに実現を目指す目標として次の内容を挙げた。 · 大?中規模な都市で広範囲の給水に利用される取水源について、整備と保護を行う。 · 重点都市の汚水処理と重点工業汚染源の対策について、事業完了を図る。 · 汚染の潜在的な危険の中でも、特に重視されているものへの対策や監視を効果的に行う。 · 主要汚染物の排出総量を効果的に抑制する。 · 大?中規模な都市で、汚染が深刻な水域の水質を、ある程度まで改善する。 · 松花江流域の河川環境の監督管理、水質汚染の警報、緊急時への対応能力などを、大きく強化する。 「人民網日本語版」2006年3月31日 |