中国社会調査所が最近実施した、「大学生、心の健康調査」によると、75%の大学生が「心理的なプレッシャーの主な原因は就職」と考えていた。半分の大学生は「卒業後の将来の進路が曖昧で漠然としており、目標が見えない」と感じていた。41?7%は「今はあまり多く考えすぎない」と答え、「自分の将来に明確な目標があり、自信がある」としたのは、わずか8?3%だった。 中国青少年研究センターと、団中央国際連絡部がこのほど公表した「中国青年発展報告」は、中国で今後新たに増加する労働力人口の試算に基づき、「今後数年間で、中国の青年層で新たに増える労働力人口は、毎年1500万から2200万人と高水準を維持する。労働市場の供給過多が、就職に対するプレッシャーの強さに直接結びつく」と指摘した。このほか、中国の高等教育は近年少しずつ大衆化しており、卒業後に就職する大学生も年々増加し、新卒の就職率は下降を続けている。 「人民網日本語版」 2006年4月3日 |