北京慈銘身体検査センター(元慈済身体検査センター)はこのほど、北京、上海、金華などで去年健康診断を行った約65万人のデータに基づいて分析を行った。分析の結果、上海住民の健康状態は北京住民よりも良好だったことが明らかになった。よく見られる疾病8項目のうち、北京住民は6項目で上海よりも発症率が多かった。中国広播網が伝えた。 調査によると、健康診断を受けた北京住民のうち、健康に問題がなかったのはわずか6.9%にとどまり、健康者グループが全体に占める割合は去年よりも1.5%低下した。一方上海では、健康者が占める割合は8.3%と、北京市よりも1.4%高かった。北京住民が上海住民よりも発症率の高かった疾病6項目のうち、脊椎疾患は上海よりも0.5%、脂肪肝は3.7%、肥満は1.4%、高血圧は2.4%、心電図異常は0.9%、高血糖は1.1%発症率が高かった。 また、深夜まで残業をする北京住民は37.9%、上海は36.3%に上った。過労を感じているとした北京人は25.5%、上海は26.1%だった。業界別に見ると、過労を感じると答えたのは外資企業の管理職職員が最も多く、そのほか国有企業のトップ、個人企業主、新聞?メディア、IT企業などの業界でも過労現象が普遍的に発生していた。過労問題がないと答えた北京住民はわずか18.2%にとどまった。 「人民網日本語版」2007年2月5日 |