中国は3日、一年で最大規模の帰郷ラッシュ「春運(春節休暇による交通ラッシュのための特別輸送体制)」の正式な開始を宣言した。今後約40日間にわたり、延べ21億7千万人がさまざまな交通手段を利用して故郷へ帰省する。中国の交通部門は、全世界の約3分の1の人口を輸送することになる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 旅客者数は2006年よりも延べ1億2千万人増加した。この「世界最大の人口移動」と呼ばれる旅客輸送の難題は毎年、中国政府にとって深刻な試練となる。中国国家発展改革委員会の予測によると、今年の春運期間、鉄道を利用する帰郷者は延べ1億5千5百万人、道路は延べ19億7千万人、海運は延べ2841万人、民間航空は延べ1930万人と、それぞれの旅客量は全て去年の同期レベルを上回った。 春運の初日、鉄道、道路、民間航空などの客流は穏やかで、混雑などは見られなかったという。 「人民網日本語版」2007年2月5日 |