先般、北京五輪組織委員会の蒋効愚常務副会長はチャイナネットを含む中国国際出版グループ傘下諸メディアの取材に応じた。中国国際出版グループ副総裁の黄友義氏との会談の際に、「当面、北京五輪の準備活動は決定的な意義のある段階に入っており、競技施設建設、都市部インフラ整備、試合管理システム、ボランティア募集など、さまざまな準備活動はスムーズに進められている」と語った。その後、蒋効愚副会長は北京五輪の準備活動を総括したうえで、開幕式、チケット販売などについて、記者たちの質問に答えた。 「周知のように、盛大な開幕式は、五輪大会の半分の成功と見なされている。2008年北京五輪開幕式の最終案は2月13日の北京五輪組織委員会第四回全体会議で決まった。オリンピックの精神、中国の伝統的な文化を際立たせ、『文明?調和』という北京五輪のテーマを世界に示すため、五輪大会の開幕式ではハイテクの手段が利用されることになっている。2008年北京五輪の開幕式のコストはまだ明らかになってはいないが、ドーハアジア大会の1.8億ドルより少ないものとなろう。 北京五輪の開幕式、閉幕式を指導するチームが2006年4月16日に発足した。世界各国の優れた人たちからなるこのチームは有望視されている。ちなみに、開幕式と閉幕式の総監督は中国の映画監督の張芸謀氏である」と蒋効愚副会長は語った。 試合用競技場37ヵ所、トレーニング用競技館76ヵ所を含む北京五輪のすべての競技施設の工事は2007年以内に完工することになっているが、北京五輪のメーンスタジアムである国家競技場(愛称は「鳥の巣」)は2008年に完工することになっている。2007年において、26回のテスト試合がこれらの競技施設で行われ、競技場の管理者とスタッフたちの力量をもテストすることになっている。 北京五輪の競技観戦チケットの販売について、蒋効愚常務副会長は「2006年11月29日に観戦チケット販売プログラムが発表された後、正確なチケット販売企画は大いに注目を浴びることになった。観戦チケットの価格は2007年4月に発表されることになり、われわれは政府の関連部門とタイアップして、ダフ屋や腐敗現象に立ち向かう覚悟である。観戦チケットの販売ルールによると、チケットの価格は30-1000元で、最大多数の中国の人々に五輪観戦のチャンスを提供するため、チケットの14%は中国の学生たちに向けて対象を絞って売り出すことになっている。北京五輪開幕式チケットの最高価格は5000元である」ことを明らかにした。 2006年8月に始まり、2007年1月に全国的に繰り広げられた北京五輪とパラリンピックのボランティア募集プログラムについて、蒋効愚副会長は「全国から330000部の申請書が届いており、世界に向けての募集は2007年3月から始まり、その時には、情熱に燃える、才能のある人々の多くが北京五輪ボランティアのチームに仲間入りするに違いないとわれわれは確信している」と語った。 北京五輪のトーチリレーについて、「北京五輪のトーチリレーのルートは基本的に決められてはいるが、向こう2ヵ月のうちに最終案が決まった後で公表されることになっている」と蒋効愚副会長は語った。 「チャイナネット」 2007年2月16日 |