中国の総合国力が絶えず向上するとともに、「中国に関する事柄」がよりいっそう世界の注目を浴びるようになっている。より多くの外国の学生は中国への留学を目指し、スケールの大きな中国文化を身をもって体験することを願っている。そのため、中国政府はEU諸国の優れた学生の中国留学に対して経済援助を提供する「EUへの窓口」というプロジェクトを始動し、EU諸国の教育界で歓迎されている。 先般、同プロジェクトはEU駐在中国大使団駐在機構のホールで正式に始動した。EUの政治界、教育界、文化界、芸術界の代表の100余人が中国の代表たちとともに始動式に出席した。EU駐在中国大使団の関呈遠大使は開幕式であいさつを述べ、「『EUへの窓口』というプロジェクトは2006年の中国?EUサミットの成果の一つであり、中国政府が展開する、EU諸国の学生の中国留学を援助する初めてのプロジェクトである」ということを明らかにした。同プロジェクトによると、中国政府は2007年から2011年にかけて、年間、中国に留学する35歳以下のEU諸国の学生の100人に全額奨学金を支給している。EU議長国ドイツのEU駐在大使は開幕式で、「中国の孔子とその哲学はヨーロッパでよく知られており、このプロジェクトは中国とヨーロッパの間の交流と協力をさらに促すうえでより重要な役割を果たすことになろう」と語った。 ベルギーのルーベン大学の生物学教授は「私は、指導する学生に中国での留学に薦めることをうれしく思っており、まもなく上海の復旦大学と上海交通大学との打ち合わせに赴くことになっている。なが年らい、私と学生たちは中国の文化と中国語が大好きであるが、これまで言語環境がなかったので、中国語がなかなか上達せず、中国文化を理解することも無理であった」と語った。北京大学に留学するベルギーの女子大学生によると、全額奨学金から学費や宿泊料を除いても生活費用が残されるので、中国で一年間の留学生活では何も心配することなく暮らすことができる。また、彼女は中国と中国の人々が大好きで、今回の留学期間により多くの中国の人々と知り合いになることを願っている。 「チャイナネット」 2007年3月30日 |