四川省文物考古研究院によると、二年間にわたる大渡河 (長江支流のひとつ) 中流域の考古学調査を通して、現在までに新石器時期から商?周の時代(西暦前17世紀~前256年)にかけての遺跡が数多く発見された。これによって、大渡河中流域において商?周の時代からすでにかなり進んだ文明が存在していたことが明らかになった。 四川省文物考古研究院院長の高大倫氏によると、大渡河中流域で11の遺跡と墓に対して考古学的発掘が13回も行われ、発掘面積は6000平方メートル以上に達する。現在までのところ、さまざまな遺跡が261カ所も発見されており、そのうち、新石器時代から商?周の時代に至るものと見られる遺跡は約70カ所に達し、陶器、石器、銅器などさまざまな器物2000点あまりが出土した。 「チャイナネット」2007年3月2日 |