今年の3月12日はわが国にとっての29年目の植樹の日である。全国緑化委員会副主任、国家林業局の賈治邦局長は記者の取材を受けた際、次のように答えた。中国のボランティア植樹運動は26年間もつづけられ、生態系の状況を効果的に改善した。森林資源が日増しに減少している世界の状況のもとで、わが国の森林資源は持続可能な増大が実現しえた。 全国の森林カバー率は1981年の12%から現在の18.21%となり、森林面積は17.29億ムー(15ムーは1ヘクタール)から26.2億ムーとなった。 昨年のボランティア植樹に参加した人の数は延べ5.5億人、植樹は21.6億株となり、樹木栽培基地は481.6万ムー、ボランティア植樹参加率は55%に達している。 ボランティア植樹は国の建設と人々の生活のために大量の林産品を提供することになった。木材を例にあげると、50数年来、全国の森林資源累計消費は130.12億立方メートルで、全国森林資源のほぼ全部に相当する。 このほか、全国には各クラス森林公園が1928カ所設置もされ、2006年に延べ2億人が森林観光を楽しんだ。ボランティア植樹は全国の緑化プロセスを促進し、2006年の造林面積は7800万ムー余りに達した。 2006年の全国の林業生産総額は9000億元となり、木材生産量は7802万立方メートル、人造板材生産量6380万立方メートル、果物?乾果類9000万トン余り、野生動植物の繁殖?育成利用生産額は2000億元、森林観光総合生産額は1000億元、林産品貿易額は470億ドルを突破した。 第11次五カ年計画(2006~2010年)期間において、わが国は生態系の整備を全面的におしすすめ、特に生態系の脆弱な地域の整備を強化し、天然林保護、耕地の林地?草地復帰、防護林システム整備、北京?天津を襲う砂あらしの発生源地域の生態系の整備、草原の保護、土壌流失対策などの重点生態系プロジェクトを引き続き実施し、森林の植生を主体とする林地?草地を結びつけた国土生態安全システムの構築を目指している。 「チャイナネット」2007/03/13 |