中日歴史共同研究委員会の第2回会合が19日、東京で始まった。日程は2日間。中国側は歩平?中国社会科学院近代史研究所所長、日本側は北岡伸一?東京大学教授が座長として出席。今回の会合で、両国の歴史共同研究は実質的段階に入る。新華社が伝えた。 開会式で平座長は「中日歴史共同研究は両国指導者間の共通認識を受けて実施されるもので、両国関係の改善と密接な関係を持つ」と強調。さらに「共同研究では双方の共通認識を探るとともに、認識の相違に対して分析を進める必要がある。こうしてこそ、真の成果を得ることができる」と指摘し、双方が来年6月の研究報告の提出に向けて共に努力することを希望した。 北岡座長は「昨年12月の北京での初会合は真剣かつ友好な雰囲気で行われ、成功を収めた。今会合の主要議題は共同研究をどう進めるかであり、成果が上がることを期待する」と述べた。 双方は昨年12月の初会合で、歴史共同研究の作業手順?範囲?議題を定めたほか、「古代史」と「近現代史」の両分科会に分かれて議論を行った。 「人民網日本語版」2007年3月20日 |