今年の労働節(メーデー)には、新語「過労模」が登場した。1日平均10時間以上働き、休日はほとんどなく、睡眠不足で、食事は不規則???仕事への貢献度は「労働模範」として表彰された人々にも決して劣らない。北京師範大学が北京、上海など4大都市で行った調査によると、ホワイトカラーの7割が「過労模」だという。「北京晨報」が伝えた。 去年外資系広告会社に就職した王芳さんは「新しい会社に勤めてから、夜10時前に帰宅することはありません」と話す。毎日の残業は2時間を超え、睡眠は6時間以下、週末は出勤するか「充電」する。よく息苦しく感じるが、病院に行く時間も取れないという。王さんは「毎日夜11時、12時になったらCBD(中央商務区)来て見てください。オフィスの前にはタクシーが停まっている。運転手はここで働くホワイトカラーの大部分が残業していることを知っているのです」と語る。かつて「三高と三中」という言葉で「過労模」を形容した人がいる。「高学歴、高収入、高役職」で「中層、中産、中堅層」の人間を指している。彼らが一心不乱に仕事に取り組む姿勢は、伝統的な意味での「労働模範」にも引けをとらないため、「過労模」と皮肉られている。 「人民網日本語版」2007年5月9日 |