楊潔篪外交部長は8月1日、マニラで開かれた東南アジア諸国連合?中日韓(ASEAN+3)外相会合で日本の麻生太郎外相と会談した。楊外交部長はその中で、「両国の共同の努力のもとで、中日関係には全般的に良好の様相を呈している。諸分野、諸レベルでの交流と協力は着実に強化されている。中日文化?スポーツ交流年というイベントは両国の人々の間で積極的な反響を呼んでいる。エネルギー、環境保全、医療?衛生、緑化などの分野での協力はスムーズに繰り広げられている。中日関係の発展にとって、今は重要なチャンスと見なされている。9月に両国は中日国交樹立35周年を記念し、第一回中日経済ハイレベル対話が中国で催されることになっている」と語った。 東中国海問題について、楊外交部長は「東中国海問題について日本側との話しあいを促すことを願っており、両国の指導者の共通認識を着実なものに、話し合いを通じて食い違いを適切に処理し、両国がともに納得できる共同開発案を目指している。気候変動、省エネ、エネルギー利用率向上の面で日本側との協力をいっそう強化し、気候変動対策に積極的に寄与することを願っている」と語った。 中国の輸出食品の安全問題について、「中国は、日本を含むすべての国に向けて輸出する商品、特に輸出食品の安全と品質を一貫して重視している。2004年いらい、中国の輸出食品の安全率は99%以上のレベルを維持している。中国は日本側とともに、従来の協力メカニズムの下で協力しあい、双方の輸出商品、特に食品の安全を確保することを目指すことになろう」と楊外交部長は語った。 麻生外相は会談の中で、「日中関係の発展には望ましい展望が見られ、双方のハイレベルの交流はより密接なものとなり、諸分野での交流はより活発化している。今年の下半期に催される日中経済ハイレベル対話、日中文化?スポーツ交流年などの交流イベントは両国関係の発展のピークをもたらすことになり、両国の互恵関係の構築を促すことにもプラスとなっている」と語った後、ひどい水害に見舞われた中国の南方地域に対して心からお見舞いの気持を表した。 「チャイナネット」 2007年8月2日 |