ニューヨーク証券取引所のジョン?サイエン主席は先般、記者のインタビューに答えた際、中国企業の上場を誘致することは、ニューヨーク証券取引所の長期的戦略となるということを明らかにした。 2007年現在、中国企業7社がニューヨーク証券取引所に上場し、この先2カ月間に、また中国企業4社が上場することになっている。「これは非常に速いペースです」、とジョン?サイエン主席は語った。 ニューヨーク証券取引市場は従来からずっと中国市場を重要視してきており、より多くの中国企業の上場の誘致を、変わることのない長期戦略としている。「私たちはどんな企業でも歓迎しており」、中国企業は、その業種が投資家にとって魅力があるかどうかということを気にしなくてもいい。その理由には、ニューヨーク証券取引所がグローバルな市場であり、投資家たちは企業そのものの将来性を重視しているため、企業に望ましい営利性及び将来性がありさえすれば、必ず取引市場において、良い評価を得るに違いない、とジョン?サイエン主席は分析している。 ジョン?サイエン主席はまた上場した中国企業を高く評価しており、これまでの経験から見ると、ニューヨーク証券取引市場に上場した中国企業はほとんど投資家に高く評価され、株価もよいパフォーマンスを示している、と述べた。 ニューヨーク証券取引所の将来の発展に言及して、ジョン?サイエン主席は次のように述べた。 現在のニューヨーク証券取引所はアメリカとヨーロッパにまたがる国際的取引所で、アジア市場は次ぎの戦略的地域となる。現在、ニューヨーク証券取引所はすでに東京証券取引所との戦略的協力関係を構築しており、インド証券取引所の5%の株式を買い入れ、同時に、上海証券取引所とも関連覚書に調印している。向こう数年間に、上海証券取引所との関係がさらに緊密化するに違いない、とジョン?サイエン主席は見ている。 「チャイナネット」2007年8月8日 |