北京五輪開幕式?閉幕式の総監督である張芸謀氏をはじめとする創作グループは8日、中国中央テレビの取材を受けた際、開幕式の内容を披露した。 張芸謀氏によると、北京五輪の開幕式は、開幕式式典、文芸のエンターテインメント、選手の入場式とトーチの点火など、4つの部分からなっており、3時間半ぐらいかかるものと見られている。そのうち、エンターテインメントは1時間かかり、選手入場式はもっとも重要な一環で、開幕式の時間全体の3分の2を占めるという。 エンターテインメントの内容は、中国の5000年来の燦然と輝く文明、現在の中国の精神的な様相、五輪精神と中国の人々の大きな包容力をアピールすることを主旨としている。トーチ点火の時間は、23時30分の頃となっている。 また、注目の焦点であるトーチの点火の形について、張芸謀氏は、「これまでの五輪では、点火の形は最高機密とされていた。北京五輪も例外ではない。現在、構想の枠組みはすでにできあがっているが、それを知るものはわずか10人。そして、最終的な決定は、上層部がどう認可するか次第だ」と語った。 北京五輪組織委員会開幕式?閉幕式作業部の張和平部長によると、現在、五輪のテーマソングの応募曲が多数寄せられているが、どの曲にするかはまだ決まっていない。開幕式には、5万人が参加することになっており、服装と道具は数十万点、ミニマイクだけでも1万以上といわれる。張和平部長は、「できるだけお金を制作に投下することにしている。北京五輪の出費は、アテネ五輪を上回ることはない。人件費も国の一般の公務員より少ない」と語っている。 「チャイナネット」2007年8月9日 |