マスターカード?インターナショナルは13日、中国大陸部の富裕層を対象に、半年に一回行う最新調査結果を発表した。北京、上海、広州の3大都市の富裕層の消費モデル、生活方式、価値観、また10種類の有名ブランドの製品やサービスに対する嗜好の調査および分析を目的とする。「北京青年報」が伝えた。 初めて発表されたマスターカード中国大陸部の富裕層指数は、北京、上海、広州の、家庭年収1万6千ドルから5万ドルまで、もしくはそれ以上の年収者を選び、各都市300人計900人に対し、個別面談を行ったものである。調査結果によると、うち25%が長者レベルに達しており、その年収は5万ドル以上である。 調査によると、年収が2万5千ドル以上の富裕層のうち、76%が男性であり、64%が31歳から46歳まで、67%が既婚、83%が大卒以上の学歴であった。 マスターカード?インターナショナルアジア太平洋地域首席経済顧問である王月魂博士(Dr.YuwaHedrick-Wong)は、「中国大陸部の富裕層の若年化は非常に顕著である。日本の富裕層の70%は45歳以上、フィリピンは95%、中国大陸部に関しては14%に過ぎない」と述べている。また、「中国富裕層の若年化には3つの原因が挙げられる。一つ目として、国外からの投資が非常に盛んであり、多国籍企業に勤めるホワイトカラーが大量に現れたこと。2つ目として、国有企業の改革後、高級専門技術人材や管理スタッフの待遇がよくなったこと。また3つ目として、中国の私営経済が盛んになり、数多くの個人企業家が成功していることである」と分析している。 「人民網日本語版」2007年8月15日 |