19日、中国知的財産権者が、日本のテレビ局が著作権の侵害された中国のテレビドラマを放映した件について、賠償請求訴訟を起こした。これは中国が初めて日本に対して、知的財産権に関する訴訟案件を提出するものである。中日双方がこのほど提出した証拠によると、日本のテレビ局が著作権の侵害された中国のテレビドラマ500本、9000回近くを放映していた。 テレビドラマ『苦菜花』の著作権所有者である北京赤東文化メディア会社の責任者によると、2005年、いかなる授権もないもとで、日本のスカイパーフェクト(SKYperfecTV)衛星会社のチャンネル785が『苦菜花』を放映していたことが分かった。北京赤東文化メディア会社は日本テレビ局に注意を促す文書を送ったにもかかわらず、そのテレビドラマの放映は停止されなかった。それゆえに、北京赤東文化メディア会社は日本の弁護士に委託して、東京の裁判所に訴訟を起こした。東京裁判所が日本チャンネル785の著作権侵害が事実であることを認め、日本のテレビ局に対して処分書を手渡した。現在、この案件は賠償の段階に入っており、その賠償金額は、これまでの日本側が中国のテレビドラマを買い取る1回1000万―1500万円の価格に基づくものとなる。 しかし、この訴訟案は日本のテレビ局が中国のテレビドラマの著作権を侵害した一例のみのことである。日本側が裁判所に提出した証拠の中には、日本テレビ局のチャンネル785が200本以上の中国のテレビドラマを放映したが、いかなる法律上の授権資料も提示することができず、日本のスカイパーフェクトTV衛星会社のチャンネル781が放映した300本近くのテレビドラマの大部分も授権されていないことに中国側の訴訟人は気がついている。2003年から2006年までのところ、著作権の侵害された中国のテレビドラマは500本、9000回近くに達し、その中には、『還珠格格』、『武林外伝』など数本のここ4年来の人気ドラマが含まれている。 現在、北京赤東文化メディア会社、杭州金視メディア有限会社など5社は今回のグループ訴訟に加入し、国内弁護士グループの組織に委託して、近いうちに日本に行って、訴訟賠償の手続きをとることにしている。 「チャイナネット」2007年8月20日 |