中国の胡錦涛国家主席は18日、アスタナでカザフスタンのナザルバーエフ大統領と会談し、その後帰国した。 胡錦涛主席は会談の席上、「中国とカザフスタン双方は全方位的な協力を強めるべきだ。それは第一に、ハイレベルの往来を強化し、両国の関連部門間の協商と対話を強化すること。第二は、経済協力と貿易、交通、エネルギーなど分野の互恵の協力を拡大すること。第三は、安全保障での協力を強め、本地区に対する新しい脅威と新しいチャレンジに効果的に対応すること。第四は、国連、上海協力機構などでの多角的な枠組み内での協力を強めること。第五は、人文分野の協力を拡大することである」と述べた。 これに対しナザルバーエフ大統領は、「カザフスタン側は中国側との善隣友好協力を高度に重視しており、両国のエネルギー協力をこれからも強め、同時に冶金、生物技術、化学工業、通信と交通など分野の投資と協力を拡大していきたい」と述べた。 会談後、両国元首は中国とカザフスタンとの共同コミュニケに調印し、また両国の経済、貿易とエネルギーなど協力についての九つの文書の調印式に参加した。 「中国国際放送局 日本語部」より 2007年8月19日 |