中国国家外国為替管理局が20日、天津浜海新区で、国内の住民たちが、保有している外貨または、人民元で買い入れた外貨を、直接海外の証券市場に投資することができるモデル業務を開設することを明らかにした。モデル業務を開設する初期において、投資者は香港証券取引所で公開上場している証券を購入することができる。これは銀行システム、証券システム、保険システムなど資格のある国内機構の投資者の海外株式市場への投資を認めて以来、中国が外貨資金の流出チャンネルをさらに広げるいま一つに措置である。 これまで、国内の住民たちは直接海外の株式市場に投資することができず、保有している外貨もB株、QDII商品、商業銀行が組成した外貨財テク商品または外貨と金の売買にしか投資することができなかった。 現在、国家外外国為替管理局ははじめて天津浜海新区で、個人が直接海外の証券市場に投資できるモデル業務を開設し、国内の住民たちは保有している外貨または人民元で買い入れた外貨を、直接海外の証券市場に投資することができ、投資の規模も『個人外貨管理方法実施細則』に定められている5万ドルの最高限度に制約させられないこととなった。 国内の住民たちの海外証券市場への直接投資可能なモデル業務の開設は、個人の海外投資者の秩序のある投資を促し、関連リスクの回避及び監督?管理の経験を積み重ねることにプラスとなっており、個人の対外投資に対する制約を緩和することは、国内の住民が国際金融市場を利用して、資産のアロケーションを最適化し、投資リストを分散させ、資金の収益を増やす有益なテストであり、外貨管理体制の改革の深化、外貨資金の流出チャンネルの拡大、バランスの取れた国際収支の形成の促進などの面での重要な措置でもある、と国家外国為替管理局関係者は見ている。 「チャイナネット」2007年8月21日 |