国務院参事で、中国再生可能資源学会の石定寰理事長はこのほど、これから先10年間に、中国は毎年再生可能資源の分野に800億ドルを投下することを明らかにした。 10数年の努力を経て、中国の再生可能資源は単純な補足型エネルギーから代替型資源へシフトしており、現在、中国の再生可能資源の利用は急速な発展期に入っている。2006年の再生可能資源の利用量は2億トン標準炭に相当し、一次的エネルギーの消費総量の8%を占め、昨年比0.5ポイント増となった。 現在、中国の小型水力発電機、風力エネルギー、バイオエネルギー、太陽光エネルギー、地熱エネルギーなど再生可能資源の利用はともに発展を遂げており、そのうち、風力エネルギーの利用は急速な発展の時期に入っている。昨年の風力エネルギーの電力総容量はこれまでの20年間の総量を上回るものとなった。小型水力発電機の電力総容量もはじめて大型水力発電機を上回るものとなった。また、太陽光エネルギー湯沸かし器の使用面積は9000万平米で、4000万世帯、2億人近くの人々がソーラー機器を利用しており、中国は世界最大のソーラー機器の生産国及び利用国となっている。 「チャイナネット」2007年8月23日 |