中国インターネット協会ネット著作権連盟は21日、インターネット上の著作権の保護を改善し、インターネットの普及を加速するため、著作権情報公表システムを構築する方針を明らかにした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 現在中国では、インターネット企業が本来の著作権者から直接著作権を購入することは少なく、代理機関からネット配信権を購入することが多い。また、インターネット上の著作権情報が不透明なことが、ニセの代理機関による詐欺行為を助長している。 王斌?同連盟秘書長によると、インターネット著作権情報公表システムの構築によって、正規版作品の流通機関と国内外の著作権者団体との著作権認証作業が改善される。海外作品の確認ルートを重点的に整備し、インターネット企業が著作権を購入する際のリスクを低減する。ニセの授権機関の摘発に関する通報システムを開通し、そのブラックリストを不定期に公表する。 このほか、著作権トラブルの調停センターも開設し、著作権者とインターネット企業の間の知財権トラブルの解決を調整し、著作権者側の利益の保護とともに、相互のバランスを図る方針だ。 「人民網日本語版」2007年8月24日 |