今、北京はまだ炎天下であるのに、新疆ウイグル自治区では、すでに秋が訪れている。今から9月末までは新疆観光のベストシーズンと見られており、その美しい景色は絶対に見逃せない。ここでは、新疆へ何度も旅立ち、達人ともいえる観光者から、新疆観光の秘訣を伝授してもらうことにした。 達人の紹介 Zebra。あるテレビ局の番組編集者。旅行が大好き。8月15日に新疆での9日間旅行を終えて北京に戻ったばかり。 達人の話 新疆の風景といえば、やはりカナスが最高。僕はカナスを限りなく憧れ、バスで十数時間も揺られてカナスに到着した。うれしいことに、8月15日以降にカナスに行く観光者は、その苦労を避けることができるようになった。なぜならば、15日に、ウルムチからカナスまでの空の便が開通したからだ。わずか1時間の空の旅で、悠々とカナスに到着。チケット料金は1000元、2日間前に予約すれば、2.5割引にもなるそうだ。 カナスに行くには、9月が最適かもしれない。今なら、秋が訪れたばかりなので、木の葉はまだ浅い黄色である。9月になれば、山々は秋めいてこがね色に染まり、村々に煙が立ち込め、まさに色鮮やかな油絵そのものではないか。 臥竜湾、月亮湾、神仙湾は絶対にお勧めしたい。必ずその青々した湖に沿って、できるだけ近い距離でその魅力的な青色を楽しんでほしい。 僕は臥竜湾から出発し、山を降りて水辺に行く途中、風景は絶えず違った美しい側面を示していた。草地を踏んで、玉石を飛び越えて、僕は月亮湾まで歩き、途中でどれぐらいのフィルムを使ってしまったのかもう数えられない。 カナスは非常に静かなところで、二人の地元の原住民?トワ族の女の子以外、途中で誰とも出会わなかった。 カナスの近くのカザフ族の村で、最もお勧めしたいのは白哈巴(バイハバ)。渓流に沿って草地に木造の小屋が散在し、背景には暖かい陽さしの中でこがね色に輝く白樺の林が広がっている。 カナスの現在のチケット料金は、ペストシーズンの値段の150元である。特別用途の車以外、いかなる車も観光地に入ってはいけないことになっている。観光客は無料観光バスに乗って各観光スポットへ行くことができる。布尓津(ブルジン)からカナスまで行くには、大体貸切の車を利用する。車の状況によっては、料金は700元から1500元まで。 今のカナスでは、宿泊はまだそれほど困らない。立派なホテルもあれば、モンゴルのパオや小さな民宿もある。モンゴルのパオの現在の料金は一泊350元で、湖に臨む部屋が最も高く、一泊800元ぐらい。僕はカザフ族のおばさんが経営している民宿に泊まったが、わずか80元であった。ところが、観光客が最も多くやってくるシーズンでは、ベッドひとつの一泊料金は100元、モンゴルのパオは1000元ぐらいに値上がりすることがあり、ここで宿泊施設が見つけられず、車に泊まるか、遠く離れた紅旗郷に泊まるしかなかった観光客も結構いたそうだ。 「チャイナネット」2007年8月24日 |