中国衛生部の蒋作君副部長は26日北京で、日本の笹川陽平日本財団会長と中日笹川医学奨学金第3期プロジェクト協力協議に調印した。同協議により、中国は2008年からの5年間、毎年30人の医療関係者を日本での研修のために送り出すことになった。 衛生部の陳竺部長によると、中日双方は1986年と1996年に、北京で第1期と第2期の中日笹川医学奨学金プロジェクトの協力協議に調印した。20年来、このプロジェクトで日本へ研修に赴いた医療関係者はすでに約2000人に上り、研修の内容は、基礎医学、臨床医学などの8つの学科を含むもので、医薬?衛生など多くの専門分野に及んでいる。 陳竺部長は「中日笹川医学奨学金プロジェクトは中日両国が医薬分野で進めている最も長期的な、交流の人数が最も多いプロジェクトであり、中国のためにすぐれた技術者と管理者を育成してくれた上、両国の人々の間の友情をも深めた。中日両国は、これまでの成果を大切にし、新しい状況にも適応し、協力の新たな枠組みと分野を考えていくこと願っている」と語っている。 中国医科大学公共衛生学院の孫貴範院長は1987年に日本へ研修に赴いた第一陣の研修者である。彼は日本での研修生活をまだはっきり覚えている。「研修を通じて医学知識を学んだだけでなく、先進的で人間上位の管理理念をも学ぶことができた。自分は今でも当時お世話になった先生や同級生と連係を保っており、学術交流も行っている」と語った。 「チャイナネット」2007年8月27日 |