先般、中国市場におけるベンチャーキャピタルの発展などのテーマについて、北京清科研究センターが「中国のベンチャーキャピタル及び非公募基金シンポジウム」を開催し、イギリス、ドイツ、フランスなどヨーロッパー諸国の金融専門家150人がこれに出席した。 参会者によると、2006年以降、中国のIT産業が急速な発展をとどめ、その他の産業への投資には新しい勢いが見られるようになった。IT産業の発展が鈍化するのは、ハードウェア業種において、数多くの地域的市場における競争が激化し続け、市場のトータルなニーズも飽和状態に達しており、同時に、知的財産権保護の強化は一定の程度においてソフトウェア業種の発展を制約しているからだと見られている。これに対して、クリーンエネルギー、健康用品などの分野への投資は日増しに盛んになっている。 中国で会社を設立し、人材を募集することに関しては、参会者たちは中国本土の人材と海外留学帰国組との差別を分析した結果、彼らはそれなりの優位性を持っているが、現在の中国では、金融?管理にも熟練すれば、内外文化にも詳しい若年の人材が極めて不足である。 対中投資の退出メカニズムについては、清科研究センターの統計データによると、2006年には、半分近くのベンチャーキャピタルと非公募基金は、投資企業の上場を通じて資金を退出させ、リターンを手にしている。また、今年の第1四半期には、中国は同期比25.5%増の4.19億ドルのベンチャーキャピタルを導入し、アジアで2位の24.9億ドルの非公募基金投資額を手にした。 ?チャイナネット?2007年7月3日 |