汝陽黄河巨竜の復元図 河南省国土資源庁が3日、記者会見を行い、河南省汝陽県でアジア一の背丈、体重、深い体腔の恐竜?汝陽黄河巨竜の化石を発見したことを明らかにした。この発見は汝陽盆地一帯が新生代早期の地層に属するといった誤った見方を是正したばかりでなく、大型蜥脚類恐竜の分布、遷移、進化などの研究においても重要な学術的価値があると、中国科学院古脊椎動物及び古人類研究所の専門家たちは見ている。 汝陽黄河巨竜の骨格化石の複製品 今回発見された化石は、一部の頚椎、脊椎、ほぼ完全に保存された薦骨、つながった11の尾椎、アバラ骨などからなっている。完璧に保存されているアバラ骨の長さは2.93メートル、薦部の幅は1.16~1.31メートル。研究作業の中で復元された恐竜は、背丈が18メートル、肩のところの高さが6メートルで幅が3メートル、臀部の幅が2.8メートルで高さが5.1メートルである。 洛陽中原竜の復元図 また、同記者会見において、同じく汝陽県で発見された「洛陽中原竜」という恐竜の化石は、目下中国で発見された唯一の大型結節類恐竜の化石であることをも明らかにされた。これは、中国には結節類恐竜が生存していなかったといった結論を覆すものであり、甲竜類の恐竜の進化、起源、遷移と分布の研究にとって重要な意義を持つ発見であると見られている。 「チャイナネット」2007年7月4日 |