重慶市は7月17日、最初の気象観測記録が残された1892年いらいの最大の豪雨に見舞われ、市街地の平均降水量は254ミリ、降雨がもっともひどかった沙坪バ区の陳家橋鎮地域の降水量は350ミリにも達した。豪雨により梁灘河の水位が急上昇し、河水が陳家橋鎮に流れ込み、3000世帯、約1万人が深さ4-5メートルの洪水に囲まれることになった。 重慶市中国共産党委員会の汪洋書記、王鴻挙市長は被災情報に接するや、ただちに被災地区に駆けつけ、救援作業を指揮した。重慶市は災害応急システムを始動し、5050人の解放軍?武装警察、300台の公安部門の災害救援用カー、67隻のモータボートとゴムボートが救援作業に当たった。 現在、降雨はまだ続いており、洪水に囲まれる地域も絶えず拡大している。天気予報によると、これからも長期間の降雨つづきのおそれがある。重慶市は重点地域の危険個所排除のために2000人のスタッフを出動させ、テントなどの救援物資も続々届いている。 「チャイナネット」2007年7月18日 |