国務院発展研究センターの呉敬璉研究員(全国政治協商会議経済委員会副主任)は16日、中国経済の成長パターンを資源の大量投入及び投資による成長から、技術革新及び効率向上へとシフトする原動力は、多種類の技術の普及、サービス業の発展、情報化の幅広い応用、農村部における余剰労働力の都市部への移転の加速など?4服の薬?にあることを明らかにした。 改革開放以来、中国の経済は著しい伸びを保っているが、その伸びは資源の大量投入及び投資によって牽引されるものである。?これは不合理な成長パターンで、資源及び環境問題の深刻化、ニーズを上回る製品の供給などの問題をもたらすことになっている?、と呉敬璉研究員は語った。中国経済の成長パターンの転換のため、次ぎの4つの面から努力しなければならない。 まず、科学技術にベースとする多種類の新技術を利用し、効率の向上を促す。 その次は、サービス業の発展に注力すること。サービス業の発展は、コスト低下にとって重要な意義のあるものである。20世紀初期から、発達国のサービス業は絶対的な優位性を保ってきたが、現在の中国のGDPにおけるサービス業の割合は40%以下にとどまっている。 それに、情報化の発展を促進すること。現在、中国の情報化の枠組みの中では、ハードウェアが70%を占め、ソフトウェア及びサービス業の割合は30%にしか達しない。情報化の発展は、社会の全般的な変化、コストの低下及び効率の向上などの面で役立ち、ソフトウェア及びサービス業の発展に注力しなければならない。 最後に、農村部における余剰労働力の都市部への移転を加速させることも、効果的な役割を果たす1服の薬である。 ?チャイナネット?2007年7月19日 |