7月18日、中国の温家宝国務院総理は北京人民大会堂で、トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領と会見 中国は世界天然ガス埋蔵量第5位のトルクメニスタンとの間で天然ガス輸入における協力関係を結んだ。7月17日、中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)はそれぞれ、トルクメニスタン?オイルガス資源管理利用機関およびトルクメニスタン国家天然ガスコンツェルンとの間で、北京で中国?トルクメニスタン天然ガス売買合意およびトルクメン?アムダリア川右岸の天然ガス配分に関する契約に調印した。 合意では、向こう30年にわたって、トルクメニスタンは計画中の中央アジア天然ガスパイプラインを経由して、中国に向けて毎年300億立方メートルの天然ガスを輸出することになっている。 トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領の中国訪問は中断されていた中国トルクメニスタン両国の天然ガス協力枠組みが再確認された形となった。中石油は、上述の2つの契約の調印は、両国の天然ガス協力全体に関する合意を具体化したものであり、両国の天然ガス協力が新たな発展の段階に入ったことを示すものである、とコメントしている。中国?トルクメニスタン間の天然ガス協力は、中国と中央アジア各国との間の天然ガス互恵協力の重要な構成部分であり、中央アジア天然ガスパイプラインの計画?建設は中央アジア諸国間の協力と発展にもプラスとなり、中央アジア諸国の積極的な支持を得ている。 事実、中国?トルクメニスタン間の9000億立方メートルの天然ガスに関するビッグ契約は中国の中央アジアにおける天然ガスネットワークの組み立てで、幸先よいスタートとなった。中国?トルクメニスタン間の天然ガスパイプライン計画の実施と同時に、オイルガス消費大国である中国はまた、天然ガスパイプラインを通じてウズベキスタンおよびカザフスタンの2つの中央アジアの天然ガス大国からも天然ガスを輸入することになっており、目下中国は両国との間で交渉を行っている。 トルクメニスタンと中国の間で2つの天然ガス輸送プランが出来ている。 1、トルクメニスタンの国境を出たあと、直接カザフスタン国境を通り抜けて中国に入る案。 2、トルクメニスタンの隣国であるウズベキスタン、カザフスタンを経由して中国に入る案。 同じ中央アジアの国であるカザフスタンとウズベキスタンには、いずれも豊富なオイルガス資源がある。さらに都合のよいことには、中石油がすでに上述の両国でのオイルガス探査?協力プロジェクトの権益を獲得することに成功している。そのため、この中央アジア三カ国の天然ガスは天然ガスパイプラインを通して、ロシアよりも早く中国に供給されるのではないかと見られている。 「チャイナネット」2007年7月19日 |