アメリカのメディアの関連記事によると、冷たくて美味しいアイスクリームの歴史は2000余年前の中国の暑気払いの飲み物にさかのぼることができると見られている。 アメリカのニューヨーク州のコッパータウン(Copper Town)で、一年間にわたって催された特別展覧会-「アイスクリーム:われわれのあこがれの飲み物」で提示された内容によると、アイスクリームは、紀元前336年に中国が初めて作られたもので、昔の料理人が新鮮なジュースとお酒を天然の氷に混ぜ込み、暑気払いの飲み物をつくったのがそのルーツといわれている。数千年の進化を経て、アイスクリームは今や世界各地で欠かせぬ食品のひとつとなっている。 伝えられるところによると、中国の周の時代(紀元前1046年―紀元前256年)に、氷の飲み物をつくった料理人がいたが、唐の都(長安)には氷の飲み物を売るお店も現れた。宋代にはジュースと牛乳が氷に混ぜ込まれ、元代にはアイスクリームの製造は宮中の専管となり、民間での密造はご法度となった。その後、マルコボーロがその作り方をイタリアへ持ち戻り、ヨーロッパでは14世紀からアイスキャンデーの製造が始まった。 インターネットでのアンケート調査によると、アイスクリームは「どうしてもノーと言えない食品」と見なされており、ほとんどのアメリカ人は「ダイエットしていてもアイスクリームに舌鼓を打つにはノーと言えない」と言っている。 「チャイナネット」 2007年7月23日 |