水利部黄河水利委員会の李国英主任はこのほど、「中国政府は黄河の洪水を利用する活動に取り組んでいる」と述べました。 黄河は水資源が不足している大河で、統計によりますと、黄河流域の一人当たりの水資源総量は僅か647平方メートで、全国の一人当たりの水資源総量の3割足らずとなっている一方で、黄河では増水期に洪水が起こりやすいという矛盾が存在しています。 この矛盾を緩和させるため、ここ数年、黄河水利委員会はこの洪水をエネルギーにする活動に力を入れています。現在、黄河の上流と中流の主流には17ヵ所のダムがあるほか、その支流にも多くのダムが出来ており、これは洪水のエネルギー化と災害予防にも役立っています。 黄河は中国第二の大河で、その主流の総延長は5000キロに達します。 「中国国際放送局 日本語部」より2007年7月22日 |