1月30日、商務部主催の全国石油市場管理会議が開催された。同会議で、商務部の姜増偉副部長は、いっそう開放したもとでの石油市場管理を行う必要があると語った。 中国は、2006年の石油市場管理で積極的な成果を収めた。石油市場の法規?基準体系の整備が強化され、精製油市場管理計画がさらに完備したものとなり、石油市場管理の情報化レベルが向上し、石油市場モニタリング?緊急事態対応メカニズムが初歩的に形成され、精製油流通業を指導する役割が大きくなりつつある、としている。 商務部が2006年12月に『精製油市場管理方法』と『原油市場管理方法』を公布したことは、政府が真剣にWTO加盟時の承諾事項を履行し、石油市場をいっそう開放し、石油流通分野の市場化プロセスの加速化に力を入れていることを示している。また、外国企業の中国石油市場進出の積極性の発揮にプラスとなり、多様化した市場の形成、石油資源獲得のルート?経営主体の多様化、商品?サービスが差別化された市場構図の形成、国内石油市場の規範化発展、秩序のある開放を促すものである。 姜増偉副部長はまた、市場のルールに則った石油市場整備プロセスで、市場を開放すると同時に市場管理をも強化しなければならないと強調した。そして、原油、精製油卸売市場の開放で、国の統一的な石油資源配置と精製油の集中卸売の構図が変えられ、既存の石油市場管理方法と管理メカニズムだけでは、状況の発展に適応できなくなっている。そのため、石油流通システムに対して改革を行い、石油製品流通メカニズムを完備させ、石油資源の配置や利用効率を高めることが必要であるとも語った。 2007年の国内石油市場管理に言及した際、姜増偉副部長は、次のように述べた。 各クラスの商務部門が原油、精製油市場開放の新しい状況に適応し、意識を切り替え、政府部門としての職能を履行し、『精製油市場管理方法』と『原油市場管理方法』の方針を貫き、引き続き法規?基準体系の整備を強化し、法律に基づいた行政を推進し、引き続き石油流通業の発展計画を完備させ、市場モニタリング?管理情報システムの構築に力を入れ、市場に対する管理と指導を強化し、国内市場の安定供給を保障し、規範的かつ健全な石油市場の形成に努めるべきである。 なお、全国石油市場管理会議には、各省?自治区?直轄市などの商務主管部門の責任者および国務院関係部門、大手石油会社、業種協会などの関係者らが出席した。 「チャイナネット」2007年2月1日 |