昨年、農村部で新規建設、改修された道路は総延長26万キロ。全国千余りの郷?鎮と、3万近くの行政村にアスファルトやセメント道路が建設され、3000万人が恩恵を受けた。 農村部の道路建設は昨年、交通の発達に向けて最大の焦点となり、道路の開通と同時に、旅客輸送バスも各家々まで運行されるようになった。建設されたバスターミナルは8711、停留所は2万9300。1万9759の行政村で新たに旅客輸送バス路線が設けられ、開通率は従来の81%から83.2%まで向上した。 交通部の李盛霖部長は「多くの農民に交通の利便性を感じてもらうことが、新農村建設を推進する上で重要だ」と説明。交通部は昨年、一連の措置を講じて農村部での道路建設を加速させた。 先ず、全国の農村部で道路の開通状況と技術状況について調査したことだ。新規建設?改修の規模と必要な資金を把握し、また道路建設や保守?管理、資金調達などの問題で地方政府と意見交換して合意し、「5年で1千億元」計画をスタートさせた。 次に、自動車購入税の投入構造を大幅に調整したことだ。購入税による道路建設の比率を05年の29.5%から39.5%まで高めた。省も財政支出を拡大したほか、各地区?市?県?郷政府も様々な措置を打ち出し、農民も積極的に工事に参加した。 また建設と同時に、道路の保守を重点に据えたことだ。全国87の県(市)で管理?保守体制の改革モデル事業を展開。交通部は「農村の道路建設の管理に関する弁法」を制定し、経験の交流や技術管理の訓練を実施した。 道路の開通と輸送バスの運行によって、農民は恩恵を受けることができた。大多数の省では、去年運行を始めたバス路線で割引運賃制を実施している。 「チャイナネット」2007/02/01 |