中国の劉振民?国連次席大使は10日、国連の平和構築委員会に関する報告を審議する会議で、4つの作業改善案を提示した。劉次席大使は「世界各国首脳は2年前、衝突の渦中にある人々に平和の希望をもたらすため、国連に平和構築委員会を設立することで一致した。委員会は過去1年間に著しい成果を上げた。行き届いた規則?制度を整備し、柔軟で多様な会議の形式を確立し、当事国の信頼を得て良好な作業関係を構築した」と指摘。委員会の働きに十分な信頼を示した上で、次の改善案を提示した。 (1)「諮問機関」としての位置づけをさらに明確化する (2)国連の各機関との関係を整理する (3)「パートナーシップ」と「主人公意識」の良好なバランスを図る (4)アフリカ諸国の特殊な必要に考慮する 劉次席大使は「新たな融資制度としての平和基金の設立は、平和構築諸プランの始動に重要な意義を持ち、すでに『触媒』として重要な働きを示している。中国は事務総長がその一層の透明性と規範性を確保することに期待する。中国政府は基金への資金拠出の約束を期日通りに履行する」と述べた。 「人民網日本語版」2007年10月12日 |