人民政治協商会議全国委員会の賈慶林主席は2日、平山郁夫会長率いる日中友好協会代表団と北京で会見した。会見で両氏は主に次のように述べた。 ▼賈慶林主席 中日国交正常化から33年間、両国の友好交流と協力は急速に発展してきており、これは双方が大切に守るに値する。近年、中日関係には深刻な困難が生じている。主な原因は、日本の指導者が歴史を反省するという約束に反し、第2次大戦のA級戦犯を祭る靖国神社を繰り返し参拝し、中国の国民の感情と尊厳を傷つけたことにある。 中国は、対日関係を非常に重視しており、「中日共同声明」など3つの政治文書を基礎に、引き続き「歴史を鑑(かがみ)として未来に向かう」の精神に基づいて、長期的に安定した中日善隣友好協力関係を発展させたいと考えている。現在の情勢では、両国の民間各界が友好交流を強化し、中日関係の改善と発展の推進のためにさらに積極的に努力する必要がある。 ▼平山郁夫会長 日中友好協会は日本各界関係者とともに、困難を乗り越え、日中間の政治?経済?文化などでの交流?協力の促進に努め、日中関係の健全な発展を推し進めていく。 「人民網日本語版」2005年11月3日 |