我が国の第二次土壌流失調査および年度観測によると、土壌流失によって消え去った土地の面積は過去の367万平方?から356万平方?に減少し、10年間で11万平方?減少し、流失の度合いも軽減した。近年、全国的範囲の大河川の土壌流失が軽減しており、2003年には長江や淮河流域の土壌流失も約50%ほど軽減した。 全国的範囲で土壌流失総合対策が実施された面積は16.5万平方?にのぼり、そのうち5.5万平方?が総合整備され、11万平方?が植樹によって保護されている。57.3万?の農地が新たに造成され、4.5万?の砂漠に植物が植えられ、土壌保持林、工芸果樹、水源涵養林なども281.3万?植えられ、43.3万?に草が植えられた。堆積した泥で1977のえん堤がつくられ、31.48万の小型貯水施設がつくられ、20万?以上の山の斜面にある耕地が林地に変えられた。 2003年には、全国11の大河川の土壌流失量が大幅に減少し、そのうち長江と淮河の流域の土壌流失量はなが年間にわたって平均50%ほど減少し、黄河、珠江、銭塘江などの流域の土壌流失量はなが年間平均30%以下の減少となり、海河、遼河、福建省を流れるビン江の流域はなが年間平均量15%以下に減少した。 長江三峡ダム区の土壌流失の動きの遠隔観測によると、ダム区の土壌流失面積は3.88万平方?から23.9%減の2.96万平方?となり、土壌流失の度合いも著じるしく軽減し、水土保全の状況には著しい好転が見られる。 「チャイナネット」2005/11/07 |