上海で開催されていた知的障害者の競技会?スペシャルオリンピックスは11日、閉幕式を行った。国際スペシャルオリンピックス委員会のティモシー?シュライバー会長はこの日午前の記者会見で、「今回の大会は発展途上国におけるスペシャルオリンピックス競技の新時代を開いた。中国が示した手本としての役割は、スペシャルオリンピックス競技を世界規模に広め、幸福で調和した世界を作り上げることだろう」と評価した。 上海での大会には世界の165カ国?地域から選手7450人が参加した。ほかに選手の家族、関係各方面の来賓、要人、有名人など2万人余りが参加。これらの数字はいずれも過去最高だった。 今大会は数々の記録を残した。法執行官によるトーチランは、規模、走行距離、参加者数とも大会史上最高だった。トーチは8カ国、23都市をつなぎ、「平等、受容、包容」というスペシャルオリンピックスの理念を伝えた。世界で10億人が開幕式を視聴、競技施設も過去の大会にない高い水準だった。今回初開催された知的障害者への福祉を考える国際政策フォーラム「支持声明」では、知的障害者と家族へのサービスとサポートを世界規模で強化することが約束された。「ヘルシーアスリートプログラム」では、選手全体の80%に当たる約6000人に各種健康診断サービスを提供した。 上海スペシャルオリンピックス組織委員会常務副主席を務める上海市の周太トウ副市長によると、ボランティア4万人と地域の関係者、ホストファミリー、窓口業務係員ら10万人余りが各種サービスに参加、直接的または間接的に大会関係活動に関わった上海市民は100万人近くに上るという。 「人民網日本語版」2007年10月12日 |