新疆ウイグル自治区アクス地区の行政部門が明らかにしたところによると、このほどアクス地区拝城県でのボーリング作業で、確認埋蔵量およそ145億トンのウルトラ級岩塩鉱の鉱床が発見された。 この岩塩鉱は、拝城県県政府所在地の南西部約50キロの所に位置する。これとは別に、拝城県北西部23キロのところに、確認埋蔵量1.4626億トンの岩塩鉱を発見したことも明らかになった。この2つの岩塩鉱床の大部分は地表に露出しているという。 埋蔵量が全国トップのアクス地区の岩塩鉱資源は、長期にわたり効率的に開発?利用されていなかった。アクス地区の山間部に分布している岩塩鉱の確認埋蔵量は200億トンを上回っているが、2004年の当該地区における岩塩鉱採掘量がわずか2.01万トンであった。 アクス地区では、岩塩鉱資源が豊富な上、塩の含有率がいずれも80%を上回り、昨年採掘した2.01万トンの岩塩で、ヨード添加食用塩、牧畜業用塩1.91万トン、工業用塩1000トンも生産された。このほかに、アクス周辺のクチャ、アワト県南部にも第四紀塩湖が分布しており、大量の湖塩を生産することが可能である。 これまでに、アクス地区ではすでに22カ所の岩塩鉱が発見されており、その中には大型鉱床が5カ所もある。 「チャイナネット」2005年11月9日 |