財政部の李勇副部長は21日、米国?ワシントンで第76回世界銀行?国際通貨基金(IMF)合同開発委員会に出席し、中国政府を代表して各議題についての中国の原則的立場や政策を説明した。 李副部長は次のように述べた。 中国は世銀が長期的発展戦略の制定に向けて打ち出した原則的枠組を支持する。これは世銀が新たな情勢下で戦略的調整を打ち出し、世界の新たな発展ニーズに対応していくための積極的な措置だ。中国は、世銀が新戦略の制定プロセスで次の原則を一貫して堅持するよう主張する。 第一の原則は、世銀のグローバル性の維持と強化。第二は、各国の国情と自主発展の権利の尊重。第三は、発展の外的環境の重視。第四は、革新の推進で、中国は世銀が新たな長期的戦略の実施を通じて、発展理念や業務範囲、商品ツール、作業方式などを全面的に革新していくよう支援する。 これらの原則の堅持を基礎として、中国は世銀が提起するいくつかの重点業務分野での活動を支持する。すなわちサハラ以南のアフリカ、経済弱国、中等所得国、グローバル公共製品、世界の教育などに関する活動を強化する。中国は世銀の新長期戦略が、世界の支援システムの改革や発展途上国の発展ニーズを中核とした新たな発展支援の枠組構築に向けて、先導的な役割を果たすことを期待する。 「人民網日本語版」2007年10月23日 |