北京の首都鋼鉄総公司(首鋼)の朱継民董事長(会長)は22日、2008年開催の北京五輪の成功を最大限に後押しするために、開催期間にあたる7~9月には、生産量を最大限度圧縮し、通常の生産能力の30%以下まで引き下げることを承諾した。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。 朱董事長によると、過去10年にわたる努力の結果、首鋼は環境保護分野で世界の先端レベルに達した。しかし環境整備にどれほど努めても、排気ガスや回収不可能な粉塵?顆粒状の有害物が発生してしまうので、自主的に生産を圧縮する。五輪期間中は設備に損害が生じない程度まで、特にボイラーシステムの安全性に問題がない範囲で、最大限度生産量を圧縮する。同期間中の生産量を通常の3割以下まで引き下げ、五輪の成功を最大限度バックアップする。 1995年から2006年にかけて、同公司は環境保護対策に21億元を投入。10年間の取り組みにより、06年の汚染物質排出量は95年に比べて全面的に減少し、二酸化硫黄は95年比78%、煙塵は同82%、粉塵は同84%、それぞれ減少した。 「人民網日本語版」2007年10月23日 |