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中国、エイズ予防の知識を広める

投稿時間:2007年08月08日閲覧数:
中国中部の河南省は中国でエイズ感染者数が1万人を超えた五つの省のうちの一つです。‥

中国中部の河南省は中国でエイズ感染者数が1万人を超えた五つの省のうちの一つです。ある調査によりますと、河南省では半分以上の人はエイズが予防できることを知りません。エイズの予防と治療に関する知識が足りないことはエイズが中国で蔓延する一つの原因となっています。1日の今日、18回目の世界エイズデーが訪れ、中国各地では、エイズに関する知識を広める活動が行われました。

今日、河南省の省都鄭州市で、出稼ぎ労働者に対して、行われたエイズの予防と治療に関する広報活動が人々の注目を集めました。会場では、ある人は専門家と相談したり、ある人はアンケート調査に協力したり、また、ボランティアは市民に対して関連資料を配っていました。馬浩さんという出稼ぎ労働者はこの関連資料を読んだ後、感想を述べました。

「これまでに、テレビや新聞からエイズに関する知識は少しだけ知っていたが、今日のこの活動を通して、エイズはすべての人類が直面している敵だとわかった。今できるのは自らが気をつけるほか、職場で、エイズ予防と治療の知識を広めることだと思う」

河南省のこの活動は中国が今日スタートさせた「出稼ぎ労働者のエイズ予防広報プロジェクト」の一部で、このプロジェクトは5年間にわたって行われます。その目的は5年後、出稼ぎ労働者のエイズに関する予防と治療についての知識を85%以上の人が持つようにすることです。

列車は人口の移動手段としての利用率が一番高い交通機関であるため、列車でエイズ予防知識を普及することは徐々に重視されるようになりました。北京発、内蒙古行きの列車では、旅客たちは資料を手に入れ、真剣に読み始めました。内蒙古からのある女性旅客は今回の活動についてこのように述べました。

「列車には様々な人がいるから?これらの人々が暇な時間を利用し、エイズ予防知識を宣伝するのは効果的なやり方だ。これは非常に有意義なことだと思う」

予防知識を普及すると同時に、エイズウイルス感染者と患者に対する人々の差別を解消するのも中国政府が力を入れている活動です。今日、「我々は一緒にいる」という写真展の全国巡回展覧会が中国西南部の雲南省の昆明市で開幕しました。写真展はカメラマンのレンズを通じて、エイズウイルス感染者や患者達が病気を認識し、勇気を持って生きていく精神を表現すると同時に、彼らが直面している多くの困難を表しています。

王明さんはこの活動を見学後、記者に感想を述べました。「この活動は人々に、直接、具体的に感染者に向き合い、感染者を理解する方法を与えてくれた。これにより、人々が正面からエイズウイルス感染者と患者を理解できると思う。われわれは彼らに関心を寄せていくべきだ。」

これらの活動のほか、中国各地の主なメディアはいずれも、エイズ予防治療の知識について、記事を掲載し、放送を行いました。また、国務院エイズ予防治療委員会、衛生省などの部門はそれぞれ、会議または記者会見を開き、中国政府がエイズ予防治療に関する取り決めを履行する決意を改めて強調し、今後の目標も提出しました。

国務院エイズ予防治療委員会の主任でもある呉儀副首相は次のように語りました。「全体的に見れば、中国のエイズは依然として、それほど流行しているとは言えない。しかし、特定の人々や一部の地区で流行のきざしが現われており、しかも、感染者も次第に一般の人々に拡大している。エイズの情勢が依然として厳しく、予防治療の任務は非常に重要である」。

今年の9月末までに、中国が報告したエイズウイルス感染者は約13万5000人で、去年同期に比べて50%以上増加したということです。

「CRI」より 2005/12/02

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