中国の国産ブランド価値について、追跡調査を行った最新の報告によると、中国の国産ブランドは世界的なブランド競争の中で急速に成長しており、国際化の目標に向かって前進する歩調を速めている。 この報告は、北京名牌資産評価有限公司(「名牌」はブランドの意)が、世界のブランド価値番付を参考に行った研究で、追跡対象はすべて中国の国産ブランド。今年発表したのは42ブランドの価値で、このうち海爾(ハイアール)が702億元と4年連続で首位、これに聯想(レノボ)の470億元、紅塔山の469億元、五糧液の338億300万元、第一汽車の337億1千万元、TCLの336億6600万元が続く。 報告はまた、これらのブランドが国内の業界を先導する地位を占めるだけではなく、国際化も急速に進んでいると指摘した。国外に研究開発の基地を設けることが多くなり、国外ブランドを買収し、傘下に収める手法も一般的になりつつある。 例えば海爾は、国外に30の工場と生産基地を建設した。一部の製品は米国市場にはこれまでなかったものだ。TCLは欧州のカラーテレビメーカーのトムソンを合併し、国際的な再編を進めている。聯想はIBMのパソコン部門を買収し、全世界のパソコン業界から注目を集めた。服飾業の波司登は、欧州に生産基地を建設した。 「人民網日本語版」 2005年12月8日 |