中国農村の貧困人口が、1995年の6500万人から2004年には2610万人と、半分以下に減少し、貧困発生率も2.8%まで下がったことが分かった。6日開かれた「中国外資貧困扶助回顧展望シンポジウム」で公表された。 貧困地区の基本的な生産と生活の条件は、大きく改善された。04年までに、592の国家貧困扶助開発重点県のうち、95%以上の貧困農村で公道が開通し、電話と電気が普及した。 国務院貧困扶助弁公室の劉堅主任によると、中国はここ10年で、貧困層の大部分の衣食の問題を解決し、国連のミレニアム開発目標である貧困人口の半減を、先取りして実現した。とはいえ、中国農村の貧困人口の絶対数は依然として膨大な数に上り、貧困扶助の仕事は、衣食の問題の解決しつつ、解決された状態の維持を図る重要な段階に入った。04年末現在、衣食の問題が解決していない中国の貧困人口は2610万人、さらに5千万人は衣食が安定的には確保されていない低収入の階層で、両者を合わせると7600万人以上に達する。 「人民網日本語版」 2005年12月8日 |