中国国土資源部筋が10日、中国の石油生産量が2010年前後に2億トンに達し、また、このレベルを15年以上維持することが可能という見通しを明らかにした。 これは、国土資源部石油?天然ガス資源戦略研究センターの車長波副主任が先般開催された「中国におけるエネルギー市場の整備およびリスクコントロールに関するハイレベル学術フォーラム」で述べたもの。車長波副主任はその際、最新の全国石油?天然ガス資源アセスメントの結果では、2005年~2020年の間に、中国の確認済み石油埋蔵量は着実に増えており、年平均8~10億トンの石油埋蔵量を新たに確認でき、石油生産量も持続的な伸びを示し、2010年前後に2億トンに達し、そしてこのレベルを15年以上維持することが可能、と語った。 2010年における中国国内の石油需要が3.8億トンに達すると車長波副主任は予測している。その時には、国内の生産能力は2億トン、代替エネルギーは1000万トン、輸入は1.7億トンでまかなわれ、2020年には、国内の需要が4.5億トンに達し、国内生産2.2億トン、代替エネルギー3000万トン、輸入2億トンでまかなわれることになる。2020年における中国国内の石油自給率は50%以上を維持することが可能という。 車長波副主任はまた、2005年の中国の石油生産量は1.83億トン、天然ガス生産量は500億立方メートルになると予測している。 「チャイナネット」2005年12月12日 |