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日本指導者の対応が関係に影響 記者会見で温総理

投稿時間:2007年08月08日閲覧数:
国務院の温家宝総理は12日、マレーシア首都クアラルンプールで国内外のメディア向け‥

国務院の温家宝総理は12日、マレーシア首都クアラルンプールで国内外のメディア向けに記者会見を開いた。主な質疑応答は次の通り。

香港?鳳凰衛視(フェニックステレビ):今回の東アジアサミットでは、鳥インフルエンザについて協議したか。中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は鳥インフルエンザでどのような協力を行っているのか。

温総理:鳥インフルエンザ対策は、中国とASEANの協力の重点の1つだ。この方面で中国は、ASEANとの情報交換の強化や、実験施設リソースの共有、ASEANの技術者育成、薬剤やワクチンの提供、共同対策システムの早期構築などを提案している。

日本?毎日新聞:現在の日中関係はよくないが、これはASEANプラス3(中日韓)首脳会議や東アジアサミットに影響を及ぼすだろうか。

温総理:中日韓首脳会談は、ASEANによる一連の会議の1つだ。だが、会談をめぐる雰囲気や基盤がよくないため、今回の会談は延期された。延期の責任は中国の側にはなく、これはわれわれが望まなかったことでもある。中日関係がよくない主な原因は、日本の指導者が歴史問題に正しく対応できず、A級戦犯を祭った靖国神社を5回続けて参拝し、中国や韓国の国民や、他のアジア諸国の国民感情を極めて大きく傷つけたことだ。当時の中国侵略戦争が中国の国民に深刻な災難をもたらし、死傷者が3500万人に達したことを知っておかなければならない。

中日両国は隣国同士だ。われわれはずっと、長期的に安定した中日関係の発展は、両国の国民の根本的な利益に合致するものであり、われわれの確固不動の方針だと考えている。最も困難な時でも、われわれのこの方針は揺らいだことがない。現在の問題のカギは、日本の指導者が世界の潮流に合わせ、歴史を鑑(かがみ)として未来に向かい、実際の行動を取り、中日関係の妨害や破壊を招かないことだ。

中央電視台(中央テレビ、CCTV):今回のASEANプラス1(中国)首脳会議をどのようにみるか。会議はどのような成果を得たか。

温総理:ASEANプラス1首脳会議の開催情況は、非常によかった。今年は、中国とASEANの対話協力の15年目に当たる。中国とASEANの協力は毎年成果があり、年々進歩しているといえる。そのカギは何か?中国とASEAN各国が、相互に誠意を持ち、尊重し合い、平等に相対していることだ。中国は、「東南アジア友好協力条約」に最も早く加入した域外国(ASEAN非加盟国)の1つだ。われわれが「南海各国行動宣言」に調印したことで、中国とASEAN諸国の友好協力関係発展に向け、確かな政治的基礎が作られた。今回のサミットで、中国は次の5つの提案を提示し、ASEAN諸国の熱い反応を得た。

(1)中国?ASEANの対話関係構築15周年と、「中国?ASEAN友好協力年」をきっかけとして、記念活動を幅広く実施し、中国ASEAN関係の長期発展に向け、しっかりとした社会的基礎を作る。

(2)中国とASEANの友好協力の経験を総括し、双方関係の未来の発展の方向性を全面的に計画する。

(3)経済貿易協力の推進に力を入れ、自由貿易圏の構築を適切に進める。

(4)新たな重点分野を定め、貧困を抱える国や地域の貧困脱出をサポートする。

(5)人の往来や、若者同士の交流を強化する。

「人民網日本語版」2005年12月14日

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