産業構造の合理化とグレードアップを図り、盲目的な投資と低いレベルでの事業拡大を防ぐため、中国国務院は『産業構造調整促進暫定規定』と『産業構造調整指導リスト』を公布した。 『産業構造調整促進暫定規定』は4章、二十一カ条からなり、当面および今後の一時期における産業構造調整の目標、原則、方向および重点を明確にし、同時に『産業構造調整指導リスト』では奨励、規制、淘汰すべき産業について分類され、関連政策?措置も盛り込まれている。 産業構造調整の目標:産業構造の合理化およびグレードアップを推し進め、第1次、第2次、第3次産業の健全で調和の取れた発展を促し、農業を基盤とし、ハイテク産業を先導的産業とし、基礎産業と製造業を主体とし、サービス業の全面的発展を可能とする産業の枠組みを徐々に形成させ、発展の過程におけるエネルギー資源の節約、クリーン生産、安全生産を堅持し、持続可能な発展を実現する。 産業構造の調整における4つの原則:1、市場メカニズムによる調整と政府の指導とを有機的に結びつける。2、自主開発で産業技術のレベルアップを図る。3、新しいタイプの工業化の発展を堅持する。4、産業間の調和の取れた健全な発展を促す。 産業構造調整の方向および重点:1、農業の基盤としての地位をさらに打ち固め、在来型農業の近代農業への転換を加速させる。2、エネルギー、交通、水利および情報などのインフラ整備を強化し、経済社会の発展を保障する能力を高める。3、プラント製造業の振興を中心とする先進的な製造業を発展させ、経済発展を支えるその役割を充分に発揮させる。4、ハイテク産業の発展を加速させ、経済成長に対するそのけん引的な役割をいっそう強化する。5、サービス業のウェートを高め、その構造を最適化させ、サービス業の全面的かつ急速な発展を促す。6、循環型経済の発展に力を入れ、資源節約および環境と調和の取れた社会を構築し、経済の成長と人口、資源、環境との調和を図る。7、産業の組織構造を最適化させ、地域間の産業分布を調整する。8、互恵とともに繁栄する対外開放戦略を実施し、対外開放のレベルを高め、国内の産業構造のグレードアップを促す。 「チャイナネット」2005年12月22日 |