このほど、全国海域動態監視観測管理システム?プロジェクト実施方案研究討論会が福建省の福州で開催された。我が国は2006年から『全国海域監視測定を使用した管理システム整備』プロジェクトを開始する。 海域管理の必要性に基づき、国家海洋局は第11次5カ年企画期(2006~2010年)に『全国海域監視測定による管理システム整備』を完了することを決定している。2006年に完了する予定の業務は以下の5項目である。 1 海域に使用する動態監視観測項目方案及びプロジェクトシステムの管理方法の編制。これには国家海域監視測定管制センター、データセンター建設方案、各省、市海域動態監視観測プロジェクト実施方案、移動監視測定実施方案、リモートセンシング監視測定方案、プロジェクト経費管理方法などが包括される。 2 国家データセンター前期業務。これにはハード、ソフト、人材育成、並びに国家海域データセンターのテストポイント業務における移動監視測定の使用、リモートセンシング監視測定データの総合処理業務、海域動態監視観測システムの技術規定の策定、技術訓練などの職能が包括される。 3 海域動態監視観測システムに使用する技術規定の編制及び修正。これには使用時の移動監視測定技術規定、海域リモートセンシングの技術規定解釈、海域リモートセンシング動態監視観測の技術規定、並びにテストポイント業務を通した修正、改善が包括される。 4 7都市をテストポイントとして選択し、海域動態監視観測方案に基づき、テストポイント地区に初期海域動態監視観測システムを確立する。 5 監視測定任務に就く技術者に対して技術訓練、指導を実施し、テストポイント地区において海域管理システムと海域動態監視観測データバンクを総合的に確立する。 国家海洋局海域管理司の呂彩霞副司長は、「動態監視観測技術の確立は海域管理の深化の必然的な結果である」と指摘し、各地の沿海部門に対して、「科学的発展観によるプロジェクト設定指導を行い、該プロジェクトは高起点、高レベル、非重複、節約励行を旨として実行し、これによって管理方針決定に対する動態監視観測システムによる信頼できる基層情報を提供させ、海洋管理に必要な機能を満足させなければならない」との要求した。 知るところによれば、国家海洋局はさらに林業、環境保護などの部門の意見を求め、資源を整合して、動態監視観測システムの最大効果を求めていくとのことである。2007年には全国範囲の海域動態監視観測業務が全面的に開始される。 「チャイナネット」2005/12/27 |