中国鉄道工程電気化局の関係者によると、延長625キロの渝懐線(重慶市-湖南省懐化市)の電化工事がこのほど完成し、中国の鉄道の電化総距離は2万キロを突破した。 第10次5カ年計画期間の2001年から2005年は、中国の鉄道史上、電化工事が最も進んだ5年間だった。宝蘭第2線(宝鶏-蘭州)、神朔第2線(神木-朔州)、蘭武線(蘭州-武威)、哈大線(哈爾濱-大連)、秦瀋(秦皇島-瀋陽)旅客専用線、渝懐線など、5000キロ以上の鉄路が電化された。哈大線は、装備、施工技術をドイツから導入した。中国が独自に設計、施工を行った秦沈旅客専用線は、試験走行時に時速321.5キロを記録した。05年末までに、計43の電化路線が開通し、総距離は2万132キロに達する。 06年には4千キロ超の鉄道が電化される見込み。山東省青島市?済南市間、浙江省?江西省間、北京?上海間などの路線は、時速200キロの列車が運行し、高速電化鉄道網を形づくる。全長1450キロの北京上海鉄道は、全面電化の改修工事が完了する予定。 「人民網日本語版」 2005年12月28日 |