今年に入って以来、科学技術による貿易振興戦略の実施で、中国のハイテク製品貿易が月ごとに拡大する勢いを保っている。1~11月のハイテク製品の輸出入貿易総が26.9%増の3716.9億ドルに達し、うち輸入は21.3%増の1770.5億ドルで、輸出は32.5%増の1946.4億ドルとなっている。今年通年のハイテク製品輸出入額は4000億ドルを突破すると予測されている。 2005年の中国のハイテク製品の輸出入には、次の4つの特徴が見られる。 1、 輸出製品の構成がさらに合理化したこと。 1~11月のハイテク製品輸出額の中国の貿易総額に占める比率は28.4%に達し、2004年末の27.9%達成後におけるさらなる突破である。11月のハイテク製品の輸出入は3つの歴史的記録を樹立した。まず、11月のハイテク製品の輸出入額は27.9%増の429.2億ドルに達し、初めて400億ドルを突破したこと。次には、11月のハイテク製品の輸出額は37.9%増の233.8億ドルに達し、同月のこれまでの最高記録を21.4億ドルを上回ったこと。さらに、同月の輸入額は195.4億ドルで、過去最高となったこと。 2、外国貿易全体の伸びをけん引する役割がさらに強まったこと。 1~11月のハイテク製品輸出の伸び率は貿易総額の伸び率を2.8ポイントを上回り、輸入額の伸び率は全国の輸入総額の伸び率を4.2ポイントを上回り、11月の輸入の伸び率に至っては30%の大幅増となり、次第に拡大する趨勢を呈している。 3、重要製品の輸出は量の拡大とともに価格も一定の伸びを示していること。 中国のIC、携帯電話およびそのデバイス、コンピュータおよびそのデバイスなどのハイテク製品の輸出は累計で33.7%増の1083.6億ドルに達し、ハイテク製品輸出総額の55.7%を占めるに至った。コンピュータおよびそのデバイスの輸出は累計で28.5%増の683.1億ドルに達し、輸出平均単価は10%増となった。携帯電話およびそのデバイスの輸出は累計で50.3%増の275.4億ドルとなった。ICの輸出は30.4%増の125.1億ドルに達し、輸出平均単価は昨年とほぼ同じレベルを保っている。 4、主要貿易相手に対する輸出が急速な伸びを示していること。 1~10月のアメリカ、ヨーロッパ、香港への輸出はそれぞれ414.9億ドル、388.5億ドル、386.6億ドルで、32.5%、37.4%、36.6%増となり、今年通年のこれらの国(地域)への輸出額はいずれも500億ドルを上回ると見られている。1~11月のハイテク製品の貿易黒字は175.9億ドルで、年間貿易黒字は200億ドルを上回る見通しとなっている。 「チャイナネット」2005年12月29日 |